AR・VR機器光学系及びシリコンディスプレイの最新技術動向【提携セミナー】
おすすめのセミナー情報
開催日時 | 2023/8/25(金)11:00-16:30 |
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担当講師 | 小野 記久雄 氏 |
開催場所 | Zoomによるオンラインセミナー |
定員 | - |
受講費 | 【オンライン:見逃し視聴なし】 47,300円 【オンライン:見逃し視聴あり】 52,800円 |
○機器構成や光学系材料などの基礎から、OLEDoS、
LEDoSの市場・技術動向と現状課題、関連樹脂部材の特許分析まで。
○俯瞰した情報が得にくいAR・VR技術の現状について徹底解説します。
AR・VR機器光学系及び
シリコンディスプレイの最新技術動向
【提携セミナー】
主催:株式会社情報機構
メタバース時代到来に対しディスプレイ機器として最も関連が深いのがVR機器である。ビジネス向けとしてはAR機器も注目される。これらの機器のディスプレイとして有望なものとして注目が上っているのはシリコン(Si)ディスプレイである。TFTはSi基板上にLSIプロセスで微細加工し、その発光素子としてはOLEDあるいはμLEDを搭載する。最近は前者をOLEDoS、後者をLEDoSと呼ぶことが増えている。LSIのSiプロセスとこれらの発光素子を組み合わせることで実現する小型・高ppiが特徴である。
一方、ディスプレイ産業を支える部材メーカ視点で見ると、Siとガラス基板を使ったFPD事業を統一し効率を上げる動きも見られる。これらの事業統合と関連が深いのがまさにOLEDoS、LEDoSを使ったAR・VR機器対応ディスプレイ・デバイスである。
ディスプレイの最重要特性は輝度であるが、この輝度はAR・VR機器の光学系効率から要求仕様が決まっている。本セミナーでは、AR・VR機器光学系に関連する光学技術を解析(理解)することを第1目的としている。
最新の薄型・軽量を実現するVR用のパンケーキレンズ光学系、AR用のWaveguide光学系は効率が低いことが判明している。これによりμ-Display(OLEDoS、LEDoS)への輝度要求が高くなっている。本セミナーの第2の目的は、AR・VR機器の光学系の解析結果を受けて、OLEDoSとLEDoSの技術状況及び動向、あるいは現在抱える課題を把握することにある。OLEDoSは、ソニー、エプソン、LGディスプレイ、LEDoSでは中国JBDの技術の詳細解析を行った。
今回のセミナーでは上記に加えて、AR・VR機器に使われる高屈折樹脂(マイクロレンズ、フォトポリマー)材料の日本特許出願状況も報告する。
◆受講後、習得できること
- AR・VR機器の構成、光学系の構造・材料の基礎技術
- AR・VR機器搭載ディスプレイOLEDoS、 LEDoSの市場・技術動向
- 企業毎のディスプレイ技術(ソニー、エプソン、LGD、JBD)
- AR・VR機器関連樹脂部材(マイクロレンズ、フォトポリマー)の日本特許出願状況
など
◆受講対象者
- 基礎知識としてAR・VR機器および搭載ディスプレイの技術の習得をお考えの方
- シリコンディスプレイ(OLEDoS、 LEDoS)関連部材のマーケティングでの販路拡大を検討しる方
- シリコンディスプレイ材料の開発者で用途拡大での知見を得たいと考えている方
- 装置視点からシリコンディスプレイ市場技術動向を把握したい方
◆必要な予備知識など
- 高等学校の物理、化学の基礎知識
- この分野に興味のある方なら、特に予備知識は必要ない
担当講師
サークルクロスコーポレーション フェローアナリスト 小野 記久雄 先生
講師紹介
■ご略歴:
1982年日立製作所日立研究所入所。半導体IC、LTPS開発に従事。1993年日立製作所電子管事業部(後の日立ディスプレイズ)へ異動。TFT-LCD開発。特にTV用IPS-LCDの開発を主な担当とする。2009年パナソニック液晶ディスプレイ株式会社へ異動。 FPD技術調査(LCD、OLED、QLED、μLEDなど)を行う。2017年末退職。2018年1月よりサークルクロスコーポレーションFellow Analyst 就任。著書(共同執筆)に、 Edited by S. Ishihara et. al., “High Quality Liquid CrystalDisplays and Smart Devices” IET(UK) (2019) が有る。主な受賞歴は、「2013年(公社)発明協会 全国発明表彰、発明賞」「2015年文部科学大臣表彰科学技術賞(開発部門)受賞テーマ「広視野角で低消費電力を実現したIPS方式液晶パネルの開発」」である。登録特許457件保有、特許分析に精通。
■ご専門および得意な分野・研究:
ディスプレイ・デバイスの技術分野、関連する特許調査・解析
■本テーマ関連学協会でのご活動:
SID会員
セミナープログラム(予定)
1.XRの定義、機器分類、HMD特有表示特性、Displayへの要求特性
2.AR・VR機器への画像表示光学系、VR・AR機器光学系とその進化
2.1 AR・VR機器の画像表示光学系の違い
2.2 VR機器光学系とその進化の徹底理解(パンケーキレンズ光学系が主流)
2.3 AR機器光学系とその進化の徹底理解(Waveguide光学系が主流方向)
2.3.1 SRG(表面反射回折格子)の構造、製造方法
2.3.2 VHG(体積ホログラフィック回折格子)の構造、フォトポリマー製造方法
2.3.3 ガラス基板が主流のWaveguide本体
3.AR・VR機器用ディスプレイの市場動向
4.μ-Display(OLEDoS)のメーカ毎の技術分析
4.1 業界トップSony Semiconductor Solutions (μーレンズ技術を中心に)
4.2 エプソン
4.3 市場参入を狙うLG Display
5.OLEDoSの次世代技術の考察
6.カラー化が課題のμ-LED Display (LEDoS)の技術分析
6.1 μ-LED Displayの分類とLEDoSの関係
6.2 Jade Bird Display(JBD)のLEDoS
6.3 LEDoSの1枚基板カラー技術候補とその開発事例
7.AR・VR機器採用樹脂材料の特許調査
7.1 マイクロレンズ用高屈折樹脂メーカ毎JP特許出願調査
7.2 ARグラス Waveguide(VHG)用フォトポリマー材メーカ毎JP特許出願調査
<質疑応答>
公開セミナーの次回開催予定
開催日
2023年8月25日(金) 11:00-16:30 *途中、お昼休みや小休憩を挟みます。
開催場所
Zoomによるオンラインセミナー
受講料
【オンライン:見逃し視聴なし】 1名47,300円(税込、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
【オンライン:見逃し視聴あり】 1名52,800円(税込、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき41,800円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
備考
※配布資料・講師への質問等について
●配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
(開催1週前~前日までには送付致します)。
*準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
●当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
(全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。)
●本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり
無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。
お申し込み方法
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