CO2と水素を用いたメタネーション技術開発の現状と今後の展望【提携セミナー】

CO2と水素を用いたメタネーション技術開発の現状と今後の展望【提携セミナー】

このセミナーは終了しました。次回の開催は未定です。

おすすめのセミナー情報

開催日時 2023/9/14(木) 13:00-17:00
担当講師

熊谷 直和 氏

開催場所

Zoomによるオンラインセミナー

定員 -
受講費 【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:41,800円(税込)
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:47,300円(税込)

★メタネーション技術の基礎から解説致します!

★事業企画、経営企画、環境SDGS、TCFD担当の方等

脱炭素関連の業務に携わる方々、是非ご参加ください!

 

CO2と水素を用いた

メタネーション技術開発の現状と今後の展望

 

【提携セミナー】

主催:株式会社情報機構

 


 

CO2を再生可能エネルギーによる水素と反応させて、メタンを合成して、CO2をリサイクルすることで排出量を抑制するというメタネーション技術は1993年東北大学橋本功二教授(現東北大学・東北工業大学名誉教授)が世界に先駆けて発信した技術であった。この技術は国内よりも海外での評価が高く、2013年にAudiが世界最大のメタネーションプラントを建設し、再生可能エネルギーにより合成したメタンで走る天然ガス自動車の販売を開始し、一挙に注目度があがった。日本でも約30年間を経て、ようやく有力な脱炭素技術であることが認められるようになり、メタネーション技術の社会実装を急ぐため、2021年6月28日に「メタネーション推進官民協議会」が設立された。合成メタンは、天然ガスの貯蔵・輸送・利用設備を活用ができ、再エネを主電源化した時の需給バランスを調整でき、CO2の循環利用により排出量を大幅に削減できる。当該技術の歴史、特徴、用途等、理解を深める講演を行う。

 

◆受講後、習得できること

  • メタネーション技術の基礎、
  • 再エネ水素(水電解装置)について
  • カーボンニュートラルとは?
  • メタネーションによる二酸化炭素削減効果について
  • 社会実装への道筋(適用例の紹介)

 

◆受講対象者

事業企画、経営企画、環境SDGS、TCFD担当、研究所等
企業団体において、脱炭素技術、地域循環社会構築の技術として、探索されている方

 

担当講師

日立造船株式会社 脱炭素化事業本部 顧問 熊谷直和 先生

 

1979年 横浜国立大学工学部卒 同年大機ゴム工業(株)に入社 開発部に配属
1982年-1985年 東北大学金属材料研究所に派遣 電極材料に関する研究に従事
1989年 東北大学工学博士号取得
2006年 アタカ工業と大機エンジニアリングが合併アタカ大機(株)となり、同社産機開発部兼産機設計部長に就任
2012年 同社執行役員に就任
2014年 アタカ大機(株)を日立造船が吸収合併、日立造船(株)の執行役員に就任
2015年 同社 地球環境ビジネス開発推進室長
2018年 同社顧問に就任
1993年-現在に至るまで、東北大学、東北工業大学名誉教授 橋本功二先生が提唱したグローバル二酸化炭素リサイクル構想に基づき、再再生可能エネルギーからの電解水素と二酸化炭素から合成するメタネーションの材料プロセスなどの研究開発に従事してきた

■専門・得意分野
電気化学・金属材料化学、工業電解プロセス設計

 

セミナープログラム(予定)

1. メタネーション技術
1-1脱炭素技術、メタネーションとは?当社触媒の特徴
1-2メタネーション技術のメリット

 

2. メタネーション技術の歴史
2-1世界初のPower to Methane 0.1Nm3-CH4/h (1995年)
2-2東北工業大学 1Nm3-CH4/h (2003年)
2-3 東京ガス殿へのメタネーション反応器を納入(2010年)
2-4 2012年 NEDO事業とPTTEP共同開発
2-5 2016年ETOGAS社を買収~Power to Gasシステムの世界No.1企業へ~
2-6 日立造船のメタネーション技術の歴史一覧
2-7 欧州よりも16年も早く始動した日本のメタネーション研究
2-8 見直されてきたCO2の削減効果

 

3. 再エネ水素~グリーン水素水電解開発の歴史、メタンを合成するために必要なエネルギー
3-1 日立造船の水電解開発の歴史
3-2 水電解装置の種類と原理
3-3 アルカリ水電解装置の概要
3-4 PEM水電解の基本的構造
3-5 日立造船の再エネ水素の納入実績
3-6 PEM型水電解装置の大型化
3-7 大型再エネ水素実証事業~山梨県企業局のNEDO実証事業への協力/連携~
3-8 当社PtG設備、柏事業所から技術研究所へ移転し、技術集約

 

4. 再エネ水素と合成メタンのコストかかる問題
4-1 高位発熱量(LHV)と低位発熱量(LHV)とエネルギー効率
4-2 水電解システムのコスト予測~IRENA(国際再生可能エネルギー機関)の予測~
4-3 ドイツ電力の電力市場におけるスポット価格
4-4 Audi e gas Plant 水電解装置の稼働状況

 

5. 第6次エネルギー基本計画に向けたメタネーション技術の政策動向~過去・現在~
5-1 いま地球に起こっていること!
5-2 なぜ、脱炭素を目指すのか?
5-3 50年ゼロエミ宣言と’30年46%削減
5-4 第6次エネルギー基本計画
5-5 「2050年に向けたガス事業の在り方研究会」での議論
5-6 ガスの役割を果たすための取り組み 日本ガス協会提出資料
5-7 「2050年に向けたガス事業の在り方研究会」のロードマップイメージ
5-8 「2050年に向けたガス事業の在り方研究会」中間議論まとめ~第6次エネルギー基本計画の策定に向けて~

 

6. メタネーション技術の普及・拡大~将来~
6-1 NEDO CO2有効利用技術開発事業
6-2 実証試験評価、事業評価 NEDO CO2有効利用技術開発事業
6-3 現時点での技術開発シナリオ NEDO CO2有効利用技術開発事業
6-4 環境省 「清掃場から回収した酸化炭素の資源化による炭素循環モデルの構築実証」事業
6-5 清掃場から回収した酸化炭素の資源化によ る炭素循環モデルの構築実証
6-6 小田原市清掃工場 実証試験設備完成予想図
6-7「中国におけるメタネーション技術の導入可能性調査」事業

 

7.拡がるメタネーション技術の将来~各業界での適用検討~ 
7-1 メタネーション技術の普及・拡大
7-2 国際海運での動き
7-3 代替燃料に関する評価
7-4 CCR研究会「船舶カーボンリサイクルWG」
7-5 ゼロエミッション燃料の可能性調査の結果~CCR研究会「船舶カーボンリサイクルWG」~
7-6 ガス事業者~東京ガスのメタネーションロードマップ~
7-7 鉄鋼業界~JFEのカーボンリサイクル高炉~
7-8 メタネーション推進官民協議会

 

公開セミナーの次回開催予定

開催日

2023年9月14日(木) 13:00-17:00

 

開催場所

Zoomによるオンラインセミナー

 

受講料

【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名41,800円(税込、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円

 

【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名47,300円(税込、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円

 

*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

 

●録音・録画行為は固くお断り致します。

 

オンライン配信のご案内

★ Zoomによるオンライン配信

については、こちらをご参照ください

 

備考

※配布資料・講師への質問等について

●配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
 (開催1週前~前日までには送付致します)。
*準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)

 

●当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
(全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。)
●本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり
無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。

 

お申し込み方法

★下のセミナー参加申込ボタンより、必要事項をご記入の上お申し込みください。

★【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】、【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】のいずれかから、ご希望される受講形態をメッセージ欄に明記してください。

 

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