プラスチックの基礎と実用ポイント【出張研修】

※この講座は出張セミナーサービスにも対応しています。詳細はお問い合わせ下さい。

開催日時 -
担当講師

位地 正年 講師

開催場所

法人向けの出張研修(訪問またはオンライン対応)

定員 -
受講費 お問い合わせ下さい

【出張研修講座】

 

プラスチックの基礎と実用ポイント

 

プラスチックの基礎(構造と物性)、製造・成形方法、添加剤による高機能化、

製品適用のポイント、環境対策(リサイクル、バイオマス利用、サーキュラーエコノミー対応)

 


 

講座概要

プラスチックスは、1950年代以降、様々な構造の開発と量産化が進み、優れた利便性と低コストから、現在までに多様な製品に利用されており、生活に必須な素材となっています。

一方、海洋や土壌などの環境中に廃棄された後、長期間、分解せずに留まってしまい、現在、地球上の最大規模の環境汚染物質となっています。これに対して、欧州発祥のサーキュラーエコノミー(CE)に基づいたリサイクルやバイオマスの利用が進みつつあります。

 

本講座では、プラスチックについて、基礎から製品への実際の利用や環境対策のポイントまで、幅広く理解することが可能です。

 

まず、基礎編として、プラスチックの歴史と分類分子構造と重要特性(強度、耐熱性、成形性など)、代表的な添加剤主要な製造・成形方法環境問題と規制動向について分かりやすく説明します。

 

次に応用編として、添加剤による難燃性や耐衝撃性などの高機能化の処方、環境対策の具体的な動向(リサイクル、バイオマス利用)について解説します。

 

さらに、本講師による開発・実用化の事例(リサイクル、脱ハロゲン難燃性プラスチック、バイオマスプラスチック)を通じて、実用化のポイントを説明します。最後に、今後のプラスチックの展望を述べます。

 

本講座は、プラスチックに初めて関わる新任者から、機械、電機、建築などの製品で、実際にプラスチックを利用しているベテラン技術者や営業担当者に対して、プラスチックの総合的な理解を深めるのに有効です。

 

 

担当講師

位地 正年 講師

 

 

セミナープログラム(予定)

<基礎編>

1.  プラスチックの概論、分類、生産動向
1-1 定義、歴史と課題
1-1 プラスチックの分類(熱可塑性/熱硬化性、汎用、エンプラ、スーパーエンプラ)
1-2 世界のプラスチックの生産動向(全体、種類別の生産・利用量の推移)

 

2.  分子構造と主要物性の関係
2-1 分子構造が主要物性に影響する要因(分子間力、分子量、剛直性など)
2-2 強度、耐熱性、粘度、相溶性等の物性の説明

 

3.  主な添加剤の種類と作用機構、利用のポイント
3-1 各種添加剤(可塑剤、難燃剤、フィラーなど)の作用機構
3-2 主要添加剤の利用の具体例とポイント

 

4.  製造、コンパウンド化、成形方法
4-1 重合反応とそのプロセス
4-2 プラスチックと添加成分の混錬方法(押出混錬など)
4-3 成形方法(射出、圧縮、トランスファー等)

 

5.  廃プラスチックによる環境汚染、特に海洋汚染の状況と対策
5-1 世界と各国(日本、EU、USA、中国、東南アジア)の状況
5-2 各国の対策・規制動向
5-3 サーキュラーエコノミーの定義と対応状況

 

 

<応用編(実用ポイント)>

1.  プラスチックの高機能化
1-1 高強度・高耐熱化
高弾性化、耐衝撃性、耐熱性の改良処方と具体例
1-2 難燃化
(1) プラスチックの燃焼と難燃化の機構
(2) 代表的な難燃剤の種類と機構
(3) 代表的なプラスチックの難燃化の処方例
(4) 難燃性の評価方法と難燃剤の規制動向
(5) 開発事例
・シリコーン添加ポリカーボネートの開発と電子機器外装への利用
・自己消火性エポキシ樹脂組成物の開発と電子部品への利用

 

2.  プラスチックの環境対策の具体的な取り組み
2-1 リサイクル
(1) 各種リサイクル方法
・マテリアル(水平リサイクル、カスケードリサイクル)
・ケミカル(製鉄原料化、ガス化、油化、モノマー回収)
・サーマル(セメントキルン処理など)
(2) 最新トピックス
・自動車用プラスチックの水平リサイクルの動向
・酵素によるPETのケミカルリサイクルの実用化の動向
(3) 開発事例
電子部品用エポキシ樹脂複合材のマテリアル・ケミカルリサイクル
(粉砕物の再利用、有価物の回収など)
2-2 バイオプラスチック
(1) バイオプラスチックの分類(バイオマス系、生分解系)、特徴と課題
(2) バイオマス利用の動向(利用可能なバイオマスの現状と将来性)
(3) 生分解性(海洋分解性を含む)のメカニズムと評価方法
(4) 世界と日本の生産・利用状況と将来予想(中国、EU、日本など)
(5) 主要な種類の説明:構造、物性、用途、実用上の課題
(バイオポリオレフィン、PLA、PHA、ポリアミド、デンプン変性系、セルロース系など)
(6) 開発事例
①ポリ乳酸複合材の開発と電子製品への適用
・ポリ乳酸の添加剤による実用特性(成形性、耐加水分解性)の改良
・高耐熱性や難燃性の付与と電子機器への適用
②セルロース系バイオマスプラスチックの開発と製品適用
・長鎖・短鎖付加の新構造による高植物成分率と実用性の実現
・省エネルギー(低CO2排出)製造プロセスの開発
・難燃性と強度等の実用性の達成
・高付加価値の漆ブラック調の装飾性と耐傷性の実現と製品適用
③藻類利用バイオマスプラスチックの開発
・新たな資源として藻類バイオマスの生産・利用の動向
・CO2排出量ゼロを目指すプラスチックの構造と製造プロセスの開発

 

3.  今後の展望
プラスチックの今後の動向(高機能化と環境対策の両立、新たなビジネスチャンスなど)

 

 

主な受講対象者

  • プラスチックに初めて関わる新任者
  • 機械、電機、建材、などの製造企業で、プラスチックを利用する製品の技術関係者
  • プラスチックやこれを利用した製品の営業担当者

 

期待される効果

  • 化学が専門でなくても、プラスチックの基礎から実用ポイントまで幅広い理解が可能
  • プラスチックの基礎(分子構造と物性、製造・成形方法、添加剤の種類と機構)の知見
  • プラスチックの高機能化(強度、耐熱、難燃性)の具体的な処方の知見
  • 実際の開発・実用化の事例による実用開発・製品適用のポイント
  • プラスチックの環境規制や環境対策の最新動向の知見

 

 

公開セミナーの次回開催予定

  • なし(出張研修専用の講座です)

 

 

 

お申し込み方法

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