核融合(フュージョン)研究はどこまで来たか【提携セミナー】

核融合(フュージョン)研究はどこまで来たか

核融合(フュージョン)研究はどこまで来たか【提携セミナー】

このセミナーは終了しました。次回の開催は未定です。

おすすめのセミナー情報

開催日時 2023/11/17(金)10:30-16:30
担当講師

岡野 邦彦 氏

開催場所

Zoomによるオンラインセミナー

定員 -
受講費 【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:47,300円
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:52,800円
「核融合発電」の実現によって社会はどう変わるのか?
カーボンニュートラル実現のカギとなる「夢のエネルギー」の本当の現状と可能性を解説!

 

核融合(フュージョン)研究はどこまで来たか

 

≪本当の現状と将来展望を解説≫

 

 

【提携セミナー】

主催:株式会社情報機構

 

 


 

 

 

50万キロワットの連続出力をめざす核融合実験炉イーター(ITER)が、2.5兆円を投じる日欧米露中韓印の国際協力でフランスに建設中です。一方、新規ベンチャー企業が10年以内に小型核融合炉を実用化などのニュースもマスコミをにぎわせ、戸惑ってしまうかもしれません。レビューを経た研究成果が基盤にある発表と、部分的な成功の将来展開を楽観的に拡張したマスコミ向け発表が、区分けなくそのまま報道されるために混乱が起きています。これは報道のせいではなく注目度を狙った発表をする側の責任です。本講座では、核融合炉設計の専門家として40年間活躍し、日本の開発戦略にも関与してきた講演者が、核融合開発の本当の現状と将来の見通しについて、わかりやすくお話しします。また、今後のイノベーションが期待される技術分野などもご紹介します。なお、名称変更の政府発表(2023年6月8日)に沿い、「核融合」は原則として「フュージョン」と表記する予定です。

 

◆受講後、習得できること

核融合の原理、核融合研究の現状、核融合炉の構造、核融合炉の要素技術

 

◆受講対象者

核融合エネルギー開発に広く興味を持たれる方はもちろんですが、
事業として核融合エネルギーの分野に参入できないかとお考えの企業の皆様にもぜひ聞いていただきたいと思います。

 

◆必要な予備知識など

基礎からに説明いたしますので、事前の予備知識は前提としませんが、
講演者の関連著作に「核融合エネルギーのきほん」(誠文堂新光社、2023年第3刷)があります。

 

 

 

担当講師

株式会社ODAC 取締役 工学博士 岡野 邦彦 先生
*元慶應義塾大学教授

 

セミナープログラム(予定)

 

1. フュージョン炉の基本

1) フュージョンエネルギーとは
2) 一億度を閉じ込める方法(磁場とレーザー)
3) 過去の開発史と日本の試験装置JT-60SA
4) 国際協力で建設が進む実験炉ITER 出力50万kW
5) ITERの性能は今でいう「機械学習」で予測した
6) フュージョン炉の4大要素技術
7) 実用化に向けた開発計画とコスト
8) 色々なフュージョン反応

 

2. よくある疑問と回答

1) 水爆のように爆発しないのか
2) 福島事故のようにならないのか
3) 放射性廃棄物で破綻しないのか
4) 1億度なのにお湯を沸かして発電するのか

 

3. 磁場方式フュージョン炉

1) 閉じ込め磁場の構成(トカマク型、ヘリカル型、他)
2) 一億度への加熱と電流の駆動
3) 日欧の成功と米の挫折
4) プラズマ性能の制約条件

 

4. 未来エネルギーとしての資質

1) 燃料資源はどこに
2) 燃料増殖 リチウムから三重水素を作る
3) 最初に三重水素がなくても起動可能
4) 安全性と潜在的ハザード比較

 

5. ITER計画

1) 実験炉ITERの概要
2) 目標と達成の見通し

 

6. 過去のイノベーションと期待されるイノベーション

1) プラズマ(自己駆動電流、自己加熱燃焼)
2) 超伝導コイル(製作技術、電磁力支持材、絶縁材、超伝導材)
3) ダイバータ(排熱、耐熱、耐久)
4) ブランケット(構造、増殖材、増倍材)
5) 遠隔保守技術(小分けで抜く、横に抜く、上に抜く)

 

7. 磁場フュージョン炉の概念設計例

1) ITERで発電したら正味電力は出るか
2) フュージョン炉の設計例
3) 建設コストと発電コストの予測分析

 

8. 慣性(レーザー)方式フュージョン

1) レーザーフュージョンの原理と特長
2) 米国におけるレーザー方式の進展
3) 日本の発明 高速点火法
4) レーザー炉の概念設計例
5) レーザー炉特有の技術課題

 

9. 10年後に実用化って本当なの

1) 米英ベンチャーの小型炉案 棚上げされた課題はなにか
2) 先進燃料フュージョン炉 実現には高いハードルがある

 

10. 実用化に向けた核融合開発計画

1) 日本の開発ロードマップ
2) 海外の開発計画
3) 日本のスタートアップ企業4社

 

11. おわりに

1) 日本こそフュージョン炉が必要な国

 

 

公開セミナーの次回開催予定

開催日

2023年11月17日(金) 10:30-16:30

 

開催場所

Zoomによるオンラインセミナー

 

受講料

【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名47,300円(税込、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名52,800円(税込、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき41,800円

 

*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

 

 

 

オンライン配信のご案内

★ Zoomによるオンライン配信

については、こちらをご参照ください

 

備考

※配布資料・講師への質問等について

●配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
(開催1週前~前日までには送付致します)。
*準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)

●当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
(全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。)
●本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり
無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。

 

お申し込み方法

★下のセミナー参加申込ボタンより、必要事項をご記入の上お申し込みください。

 

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