腸内細菌叢(腸内フローラ)の健康への関わりとそのメカニズム、解析・制御方法【提携セミナー】
開催日時 | 2025/1/24(金) 10:00-17:00 ※途中、お昼休みと小休憩を挟みます。 |
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担当講師 | 野本 康二 氏 |
開催場所 | 【会場受講】[東京・京急蒲田]大田区産業プラザ(PiO)1階A会議室 |
定員 | - |
受講費 | 47,300円(税込(消費税10%)、資料付) |
・腸内細菌叢を学ぶならこのセミナー
・食事・栄養摂取により、どのような変化が起こるのか?
・「ヤクルト1000 研究開発体験談」!?
腸内細菌叢(腸内フローラ)の
健康への関わりとそのメカニズム、解析・制御方法
【提携セミナー】
主催:株式会社情報機構
本セミナーではまず、私たちの腸内に共生している、極めて多様で複雑な腸内細菌叢について、その基礎知識・基本構造やまた解析法について説明します。報告されている腸内細菌叢構成の詳細と恒常性維持のメカニズム、恒常性の破たんが疾病など宿主の健康に与える影響、さらには、特徴的な腸内細菌叢の破たんにより誘導される疾患について、具体的事例を参照しながら解説します。
次に、腸内細菌叢制御において最も大きな要因と考えられている食事、および様々な栄養の役割について説明します。さらに、近年、マルチオミクス研究により刻々と新規情報が報告されている、腸内細菌による食物素材や薬剤の特異的な代謝能について説明します。
約400枚の豊富なスライド資料で分かりやすい解説を心がけます。また、印刷テキスト資料は復習可能なように詳しくまとめるようにしています。
◆受講して得られる情報・知見等
- 腸内細菌叢の基礎知識(構造・種類・住み分け等)
- 腸内細菌叢の解析方法
- 健康の維持増進と未病予防のための効果的な腸内細菌叢制御法
- 腸内細菌叢が腸内環境に及ぼす特異的な作用とそのメカニズム
- 腸内細菌叢異常と疾患との特異的な関係
- 腸内細菌による食物や薬剤の特徴的な代謝活性
- プレバイオティクスの機能性と応用実績に関する最新の情報
- 国内外の臨床機関のガイドライン
- 各国における食品の保健作用表示に関する規制
▼好評の声、続々!(同講師の受講者アンケートより)
「野本康二先生をはじめスタッフの皆様、本日は有意義で充実した1日を有難うございました。
いかに腸内環境が大切なのか再認識させて頂きました。学びも非常に多く参加して良かったと実感しております。本当に有難うございました」(食品加工製造業)
「大変わかりやすく、幅広い領域の解説をしていただきありがとうございました」(食品・化粧品の基礎研究)
「腸内細菌に関する基礎知識の習得と最近の動向を知りたくて参加しました。ありがとうございました。メールでの質問もさせて頂きます」(機能性食品研究開発)
「社内に相談できるような詳しい人がいないため受講しました。大変有益でした。安全性についての質問にも回答頂きありがとうございました」(研究)
「免疫と腸内細菌の関係性・腸内細菌の活用方法がわかりました」(分析)
「質問にもご丁寧に対応して下さり、ありがとうございました」(企画)
担当講師
東京農業大学 生命科学部 分子微生物学科 客員教授 獣医師 薬学博士 野本 康二 氏
* 希望者は講師との名刺交換が可能です
※元・ヤクルト本社 中央研究所
セミナープログラム(予定)
※皆様の興味・関心に応じて、各説明の詳しさを調整して進めていく予定です。
受講申込者には「事前質問」も受け付けておりますので、宜しければお寄せ下さい。
1 腸内細菌叢の基礎知識:構造、数、種類、住み分け等
1-1 腸内細菌叢の基本構造
・数、種類:系統分類
・住み分け:colonization resistance
・腸管の部位による差異
・生後の変化など
2 腸内細菌叢の解析方法
2-1 培養法による腸内細菌叢の解析方法
・コッホによる純粋分離培養法の確立
・腸内の最優勢嫌気性細菌を対象とする嫌気培養
・さまざまな選択因子を用いた選択培養
・特殊な機能を有する微生物の集密培養
・カルチャロミクス(culturomics)
*それぞれの特徴・メリット・デメリットと具体的な実験 方法・手順
2-2 分子生物学的方法による解析
・次世代シークエンサーを利用した解析
・定量的PCR(RT-PCR法)
・FISH法
・メタゲノムによる機能性解析
・MALDI-TOFMSなどの精緻な解析の紹介
*それぞれの特徴・メリット・デメリットと具体的な方法・手順
3 腸内細菌叢の恒常性とその規定要因:免疫や精神・神経系等への影響
3-1 腸管免疫機構
3-2 腸管上皮の統合性
3-3 腸内環境
・有機酸濃度、pH、腐敗産物濃度、胆汁酸
3-4 様々な疾患における特徴的な腸内細菌叢の異常
・消化器
・免疫
・精神・神経系
・泌尿・生殖器系
・生活習慣病など
4 栄養と腸内細菌叢:代謝に関する話題
4-1 肥満と腸内細菌叢
4-2 複合炭水化物
・食物繊維
4-3 様々な栄養因子の代謝における腸内細菌叢の特異的作用
4-4 プレバイオティクス(各種オリゴ糖など)⇒最新の定義
4-5 腸内環境と腸内代謝
・有機酸、腐敗産物、胆汁酸、pH
5 主な腸内常在有用菌の特徴と作用
5-1 ビフィズス菌
5-2 Faecalibacterium prausnitzii
5-3 Akkermansia muciniphila
6 腸内常在の日和見有害菌
腸内細菌科細菌、Clostridium perfringens, C. difficile、ブドウ球菌など
7 プロバイオティクス・プレバイオティクスの定義・種類・各種作用・事例
・プロバイオティクスの定義
・プロバイオティクスの種類
・プロバイオティクスの保健作用
・食品におけるプロバイオティクス利用の具体例
・プロバイオティクスの作用メカニズム:免疫調節、接着能
・プロバイオティクスの最近の基礎ならびに臨床研究の情報
・アジュバント作用:抗アレルギー、抗がん剤との併用
・各種オリゴ糖
・母乳に含まれるオリゴ糖
・ビフィズス菌や嫌気性細菌によるオリゴ糖資化メカニズム
・酵母や麹菌の可能性
8 臨床領域におけるプロ(シン)バイオティクスの利用
・シンバイオティクスとは?
・消化器外科
・救命救急
・小児外科・新生児科
・腸管外:口腔、膣
9 新規なプロバイオティクス開発のポイント
・常在性細菌の可能性と限界
・便微生物移植の将来性
・腸内定着性:colonization resistanceとは
・接着因子:アドヘシン
・生菌と死菌:菌体成分や特異的構造、ポストバイオティクス
・適正な摂取量とは
・菌株特性:作用メカニズムとの関連
・身体状況とリンクする的確なバイオマーカー
・ヒト以外の動物における腸内細菌叢:畜産動物、愛玩動物
・腸内細菌叢による食物や薬物の代謝
・アジュバント作用
・腸管外の微生物叢:膣内微生物叢
10 ヤクルト1000 研究開発体験談
・プロバイオティクス生菌数の意義
・再現性のある臨床試験の重要性
<質疑応答・名刺交換・個別相談> ※時間の許す限り
公開セミナーの次回開催予定
開催日
2025年1月24日(金) 10:00-17:00 ※途中、お昼休みと小休憩を挟みます。
開催場所
【会場受講】[東京・京急蒲田]大田区産業プラザ(PiO)1階A会議室
受講料
1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
※会場での昼食の提供サービスは中止しております。
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
備考
●録音・撮影行為は固くお断り致します。
●講義中の携帯電話の使用はご遠慮下さい。
●講義中のパソコン使用は、講義の支障や他の方の迷惑となる場合がありますので、極力お控え下さい。
場合により、使用をお断りすることがございますので、予めご了承下さい。
*PC実習講座を除きます。
お申し込み方法
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