ファインバブルの基礎と応用・最新研究事例《マイクロバブルからウルトラファインバブルまで》
2024/4/15(月) 13:00-16:00 *途中、小休憩を挟みます。
お問い合わせ
03-6206-4966
開催日時 | 2021/6/18(金)10:30-16:30 |
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担当講師 | 吉村 倫一 氏 |
開催場所 | Zoomによるオンラインセミナー |
定員 | - |
受講費 | 【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:47,300円 【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:52,800円 |
☆化粧品/食品/医薬品など様々な分野で用いられる界面活性剤の
基本から設計技術までを一気に学べる速習セミナー!
☆界面活性剤の基礎を押さえた上で、乳化/可溶化・泡の安定化、各種評価方法まで、
実務に直結するノウハウ満載でお届けします。
【提携セミナー】
主催:株式会社情報機構
◆ 講座のポイント:
さまざまな産業分野で重要である乳化や可溶化、泡の技術は、一般に界面活性剤が用いられています。使用目的に応じて最適な界面活性剤を選択することで、安定かつ高機能なエマルションや泡沫を得ることができます。
本セミナーでは、まず、乳化や可溶化、泡の技術に欠かせない界面活性剤の基礎について、評価の原理・測定法・データ解析から大型放射光施設SPring-8の小角散乱装置を用いたミセルの構造解析まで幅広く、講師が長年培ってきた経験、ノウハウを踏まえて丁寧に解説します。
次に、乳化・可溶化の基礎について、調製および評価方法、安定化させるための手段、相図を用いた解析について紹介するとともに、ピッカリングエマルションや3相乳化法によるエマルション調製などの最新技術に関して原理やメリット、活用例を解説します。最後に、泡沫の生成・安定性と崩壊メカニズム、泡の評価方法と構造解析について、講師が最近研究している最新技術を含めて解説します。
単元ごとに簡単な演習を組み込みますので、理解を確認しながら進めていきます。
※Zoomチャット上で答える程度の簡単な演習です。
◆ 受講後、習得できること:
◆ 講演中のキーワード:
◆ 受講対象者:
◆ 必要な予備知識や事前に目を通しておくと理解が深まる文献、サイトなど:
奈良女子大学 研究院自然科学系化学領域 教授
吉村 倫一 氏
1.界面活性剤の基礎
1) 界面活性剤とは: 知っているようで知らない界面活性剤について詳しく解説
2) 界面活性剤の産業分野での使われ方: 洗浄・化粧品・医薬品・食品・塗料などの業界について解説
3) 界面活性剤の最近の研究動向: ジェミニ型、天然型、アミノ酸型、糖型、フッ素型など、講師の研究も含めて紹介
4) 両親媒性化合物の研究動向: イオン液体、オリゴマー、両親媒性高分子、デンドリマーなど他の研究領域まで広げて紹介
5) 分子集合体の特徴: ミセルから液晶、リポソームまで、性質や応用について解説
6) コロイド・界面化学の基礎概念: 可溶化、乳化、泡沫に必要なコロイド・界面化学の基礎概念について解説
2.界面活性剤の性能評価のための最新技術
~原理から測定法、データ解析まで詳しく、教科書には書いていないノウハウを詳しく解説~
1) 界面活性剤の水溶性: 曇点、クラフト温度
2) 臨界ミセル濃度CMC: 正確に測定するためのテクニックも含めて解説
3) 表面張力から得られるさまざまな物理化学的パラメーター: 表面張力曲線一本から得られるさまざまなパラメーターについて詳しく解説
4)界面の吸着・配向状態: 動的表面張力、界面粘弾性、X線反射率、表面圧を用いた評価
5) ミセル・液晶の構造解析: X線・中性子小角散乱、光散乱(動的、静的)、電子顕微鏡(クライオ法、フリーズフラクチャー法、染色法)、レオロジーを用いた評価
6) 親水性-疎水性バランスHLB:HLBの理論と利点・欠点について解説
7) エマルション・可溶化の解析のための相図の利用: 相図の見方(水の相図から3成分系の相図まで)、作成方法について解説
3.可溶化の基礎
1) 可溶化とは: エマルション、マイクロエマルションとの違いも含めて解説
2) 可溶化溶液の調製方法
3) 可溶化の解析方法: 可溶化による会合体の変化を電子顕微鏡や小角散乱などの解析を含めて解説
4) 可溶化位置: 判断が難しい可溶化位置について測定方法を含めて解説
5) 可溶化の研究例の紹介と応用例
4.乳化の基礎
1) エマルションとは: 乳化とエマルションの違いから丁寧に解説
2) エマルションの調製方法
3) エマルション安定性の評価方法: 光学・電子顕微鏡などの直接観察から粘度、レオロジー、液中分散安定性(タービスキャン)、小角散乱による評価まで詳しく解説
4) エマルションを安定化させるには: エマルションの性質、安定化の理論と方法、安定性に及ぼす因子について解説
5) 乳化の研究例の紹介と応用例: 転相温度乳化、液晶乳化、D相乳化によるエマルション、ナノエマルション、高次構造の集合体を用いたエマルション、ピッカリングエマルション、3相乳化法によるエマルションについて、各技術を習得・利用することのメリットを紹介
5.泡の基礎
乳化の基礎・理論が理解できれば、考え方が通じる泡沫についても一緒に学びたいところです。最近注目されている泡について、教科書には書いていない評価方法や構造解析を解説します。
1) 泡とは: 泡の構造、起泡力と泡沫安定性
2) 泡沫の崩壊メカニズム
3) 泡沫の生成および評価方法・構造解析: 中性子小角散乱を用いた方法など、講師による最新の技術も含めて詳しく解説
4) 起泡力・泡沫安定性に及ぼす因子:動的表面張力や界面粘弾性の測定からギブズ弾性・マランゴニー効果について解説
5) 泡沫の研究例の紹介と応用例
2021年6月18日(金) 10:30-16:30
【Live受講】 Live配信セミナー(リアルタイム配信) ※会社・自宅にいながら学習可能です※
★ Zoomによるオンライン配信
★ 見逃し視聴
については、こちらをご参照ください
【オンライン(ライブ配信)(見逃し視聴なし)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
【オンライン(ライブ配信)(見逃し視聴あり)】:1名52,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき41,800円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
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