スラリーの挙動と制御およびリチウムイオン電池電極スラリー化技術と評価方法
【LIVE配信】2024/4/15(月) 13:00~16:15 , 【アーカイブ配信】4/17~4/26 (何度でも受講可能)
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03-6206-4966
開催日時 | 2021/05/20(木)12:30~16:30 |
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担当講師 | 鈴木 洋 氏 |
開催場所 | Zoomによるオンラインセミナー |
定員 | - |
受講費 | 41,800円 |
★スラリー・サスペンション等、高濃度分散系の取扱いに向けた理論及び実務知識を基礎から習得!
★分散剤・凝集剤の活用から、高分子コンポジット、塗布乾燥における実際応用まで!
【提携セミナー】
主催:株式会社情報機構
高濃度スラリーやサスペンジョンといった微粒子分散系は様々な工業技術分野で重要な素材あるいは生成物となっている。また、近年微粒子を様々な素材と組み合わせて機能性を持たせる研究が盛んに行われている。しかしながら、その流動特性は複雑であり、微粒子の分散および凝集制御に多くの課題が指摘されている。
本講では、レオロジー学および粉体工学の見地から、わかりやすく高濃度スラリーおよびサスペンジョンの基礎を述べる。実際の応用に向け、粘弾性評価・分散制御法から、コンポジットおよび塗布・乾燥時の微粒子挙動まで、幅広く解説する。
また、本学で検討している最新の微粒子分散系モデルについてあわせて紹介する。
○受講対象:
○受講後、習得できること:
神戸大学大学院 工学研究科 応用化学専攻 教授 工学博士 鈴木 洋 氏
1.レオロジーの基礎
1.1 連続体の応力場
a. ひずみ
b. せん断速度
c. 伸張速度
d. 3次元応力場
1.2 粘度とは
a. ニュートンの粘性法則
b. 粘度発生メカニズム
1.3 複雑流体の粘度
a. シアシニング性、シアシックニング性
b. ビンガム塑性
1,4 粘弾性流体
a. 粘弾性流体の諸現象
b. マックスウェルモデル
c. フォークトモデル
1.5 チクソトロピー性
a. チクソトロピー性とは
b. 微粒子分散性系のチクソトロピーメカニズム
2.微粒子分散系の基礎
2.1 微粒子分散系
a. 微粒子分散系とは
b. 微粒子分散系の分類
2.2 ポテンシャル構造
a. 電気二重層
b. 斥力ポテンシャル
c. 引力ポテンシャル
d. DLVO理論
2.3 微粒子分散系の粘度
a. アインシュタインの式
b. セルモデル
c. モデルの比較
2.4 流動場での粘度
a. べき乗則モデル
b. 様々なモデル式
3.レオロジー特性の評価
3.1 高濃度スラリー粘度測定法
a. レオメーター
b. 細管粘度計
c. その他の方法
3.2 粘弾性評価
a. 法線応力差
b. 動的粘弾性
4.分散・凝集制御
4.1 分散剤
a. 分散剤の種類
b. 分散のメカニズム
c. 分散剤の選択
4.2 凝集剤
a. 凝集剤の種類
b. 凝集のメカニズム
c. 凝集剤の選択
4.3 混錬プロセスによる制御
5.高濃度スラリーへの実際応用
5.1 高分子コンポジット
a. 高粘度流体への微粒子分散技術
b. コンポジット化による機能性
c. コンポジットの調整
5.2 コンポジット内の微粒子挙動
a. コンポジット内凝集体分布・再凝集特性
b. フィラー分散
c. 凝集制御法の実例
5.3 機能性薄膜
a. 薄膜の機能性
b. 素材の調整の影響
5.4 薄膜内の微粒子挙動
a. 塗布・成膜時微粒子挙動
・凝集体の破壊・再構築
・成膜時流動性
b. 乾燥時微粒子挙動
・乾燥中の構造変化
・スラリー乾燥挙動
・乾燥時流動性
・乾燥中の粒子密度
c. 塗布膜の分散凝集評価
6.微粒子分散モデル
6.1 チクソトロピーモデル
a. 凝集体のモデル
b. モデルの意味
6.2 モデルによる粘度予測
a. 凝集予測の実例
b. 凝集体分布を考慮したモデル
<質疑応答>
2021年5月20日(木) 12:30-16:30
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