自動車における異種材接合技術の基礎と製品応用【提携セミナー】
開催日時 | 2021/3/19(金) 10:30~16:30 |
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担当講師 | 鈴木 励一 氏 |
開催場所 | Zoomによるオンラインセミナー |
定員 | - |
受講費 | 【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:47,300円 【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:52,800円 |
★自動車軽量化に向け、異種材料の接合・接着が更に重要な要素技術に!
★欧米の先進事例や新技術、現状の性能・コスト・課題等もふまえ、基礎からその実状までを把握できます!
自動車における
異種材接合技術の基礎と製品応用
《溶接・締結・接着の使いこなし術》
【提携セミナー】
主催:株式会社情報機構
自動車の軽量化に有効な素材として、超高張力鋼板やアルミニウム合金、さらにはCFRPの採用が期待されており、これらの異種材接合は非常に重要な要素となる。
しかし、これらはいずれも難接合性素材であり、さらにそれらを組み合わせるとなると、様々な接合技術とその使いこなしが求められる。
一方、既に欧米においては異種材接合技術の普及期に入って日が経つが、日本はこれからである。異種材接合を知ることは溶接、機械的締結、接着の3要素を比較して学ぶことに等しい。
本セミナーでは、自動車の異種材接合に使用される、これら3つの要素技術の特徴と課題、電食対策としての使いこなし術、さらには今後実用化が期待される新技術について紹介する。
◆ 受講対象:
- 接合技術全般について初心者~上級者
- 鋼の溶接技術には習熟しているが、溶接以外には詳しくない方。
- 自動車産業の生産技術、材料技術の業務に従事されている方。
- 欧米の接合技術に興味がある方。
(電気,電子部品のマイクロ接合領域ではございませんので注意ください)。
◆ 受講後、習得できること:
- 学術領域と実用領域の差異まで含めた異種材接合の全容把握。
- 一般的に異なる領域とされる(a)溶接技術、(b)機械的締結技術、c接着技術を比較して学べます。
- 構造用素材と各種接合技術の関係性、また長所だけでなく、短所について重点的に理解することが出来ます。
- 欧米の接合技術の実情と日本特有の課題
担当講師
(株)神戸製鋼所 技術開発本部 ソリューション技術センター 接合研究室
専門部長 兼 室長 博士(工学) 鈴木 励一 氏 * 希望者は講師との名刺交換が可能です
セミナープログラム(予定)
1.自動車の車体に用いられる素材の動向と、溶接性に及ぼす変化
(1) 鉄鋼材料
(2) アルミニウム材料
(3) 樹脂材料
2.自動車における異種材接合法の分類・特徴
(1) 冶金的接合法-溶接
(2) 機械的接合法-締結
(3) 化学的接合法-接着
3.異種材接合の一般的問題
4.異種材接合法のメカニズム的分類
(1) 異種金属接合可否
(2) 異種材接合のメカニズムと強度の関係
(3) 主な異種材接合法一覧
5.自動車の異種材接合法~ (A)機械的接合法
(1) 機械接合 両側アクセスと片側アクセス
(2) ボルト・ナット
(3) ブラインドリベット
(4) FDR:(Friction Drilling Riveting)
(5) SPR:(Self Piercing Riveting)
(6) タックリベット
(7) メカニカルクリンチ
(8) FDS:(Flow Drill Screw)
(9) ImpAcT:(Impulse Accelerated Tacking)
(10) 機械的接合法と超ハイテン鋼板の関係性
6. 自動車の異種材接合法~(B)機械的接合+溶接法
(1) REW:(Resistance Element Welding)
(2) New REW:(New Resistance Element Welding)
(3) FEW:(Friction Element Welding)
(4) EASW:(Element Arc Spot Welding)
(5) ELW:(Element Laser Welding)
(6) RSW with punching rivet
(7) 継手形状との関係性
7. 自動車の異種材接合法~(C)溶接法
(1) FSW:摩擦攪拌接合(Friction Stir Welding)
(2) FSSW(FSJ):摩擦攪拌点接合(Friction Stir Spot Welding, Friction Stir Joining )
(3) 制御式抵抗スポット溶接法
(4) ブレージング(ろう付け)法
(5) 爆着
(6) 電磁圧接
(7) 摩擦圧接
8. 自動車の異種材接合法~(D)接着
(1) 接着剤の効果と将来予想
(2) 構造用接着剤の種類
(3) 接着剤の強度、剛性向上効果の一例
(4) 接着剤の施工能率
(5) 接着剤による接合点削減と設備共通化期待
(6) 接着性能に及ぼす素材の影響
(7) 接着剤活用の課題
9.欧州で実用化されている自動車の異種材接合法の実績
10.電食対策
(1) 異種材接合部の電食対策の基本
(2) 隔てる; 接着剤併用策
(3) 覆う; シール剤
(4) 皮膜処理
(5) 各種電食対策法の実験例
11.従来異種材接合法の課題
(1) 性能、適用範囲
(2) コスト
12.実用化が期待される最新の異種材接合法の紹介
(1) Element Arc Spot Welding
(2) Punching SPR
(3) RuBulge
(4) 3D-Joint
(5) 箔膜形成利用プロセス
(6) 樹脂モールドプロセス
(7) 特殊ブレージング
13.今後の展望
(1) 日本の状況、ポジション
(2) 日本に必要な取組
14. 総括
<質疑応答>
公開セミナーの次回開催予定
開催日
2021年3月19日(金) 10:30-16:30
開催場所
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受講料
- 【オンライン(ライブ配信)(見逃し視聴なし)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
- 【オンライン(ライブ配信)(見逃し視聴あり)】:1名52,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき41,800円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
配布資料
- 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
(開催1週前~前日までには送付致します)。
*準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
備考
- 当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
(全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。) - 本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。
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